本日はパテ成形の様子をUP!
プレス加工の量産カスタムタンクやフェンダー類でもパテは必要ですが、ワンオフ物の場合は叩いたり溶接したりで特にパテ成形の重要性が高く、ここでの仕事が後のクオリティを左右すると言っても過言ではありません。
塗装後は一切見えない為、一般ユーザーさんには伝わりにくいので簡単に説明を…
鉄地に使用するパテは用途別に大きく分けて3種類。
Ⅰ グラスファイバーやメタルグラス系の土台用
Ⅱ板金パテといわれる粗成形用
Ⅲポリパテ類の仕上げ用
大きな凹み補修や溶接部のスムージングでパテが厚くなる事が予想される場合はⅠのパテを最初に使います。
強度がある代わりに固く研ぎにくくピンホール(小さい穴)が出来易いため最小限に留めます。
ペーパーを使いある程度成形したら続いてⅡのパテ打ち。
同じようにペーパーを使い成形した後の写真が①②。
③④の写真はⅢのパテ付け様子。
材質や形状の異なるヘラを使い、必要最小限の量に抑えます。
余談ですが、パテはペーパー掛けにより作った量の半分以上が粉になるので、パテ成形日は工場内が真っ白になり足元が滑りやすく、しかも吸い込むと体に悪いので必ずマスク着用…
当社に遊びに来た際、工場内に粉が舞っていたら逃げて下さい(^^;)